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おもしろき こともなき世を おもしろく
すみなすものは こゝろなり

――高杉晋作(上の句のみ)


教科書に載っていたので、知ってる人は多いはず。
吉田松陰の松下村塾で学んだ門下生の一人です。
それ以前にも塾に行ったり入学したり、とにかく学ぶことが多い方。
一度中国へと渡り、太平天国の乱を見聞します。
そこで、高杉は日本に、
「(植民地のような状況の)中国はみじめな状態だ。日本はこうなってはいけない」
という手紙を送ります。
帰国してその後、木戸孝允や久坂玄瑞らとともに尊王襄夷運動を始めます。
イギリス公使館を焼き打ちしたりなど、過激なことをやらかしたとか。
奇兵隊を結成するものの、後に総監を罷免させられたり。
英仏米蘭との講和会議では、様々な条件の要求に応じたものの、「彦島の租借」だけは拒みました。
「期限付き租借」つまり「植民地にする」ということを見抜いた、ということです。
これが当時24歳だというのだから驚き。
これだけ頑張ってきた高杉ですが、沖田と同じく結核を患ってしまいます。
結局、明治維新を見ることなく、生涯に幕を閉じたのでした。


ここからは私の、句の解釈。

前述の通り、高杉は日本の未来のため様々な活躍を遂げました。
「おもしろく」しようとしていたのではないかと考えます。
下の句は高杉を看病していた人がつけたと言われています。
「すみなすものは」は世を生きていく、といった意味でしょうか。
まとめると、
「おもしろくない世をおもしろくするのは心(の持ち方)だ」
となります。
楽しくないときでも、楽しいことを考えれば自然に楽しい気持ちになる…
そういった感じなんだと思います。
悲しいこととか考えると、涙が出ちゃうのと同じ原理。


あ、今さらながら、土方、沖田ときたのに、襄夷派の方(^^;
次は戦国武将にしようかな。

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